2010年6月19日土曜日

お尻を出した子 一等賞♪

♪いいな いいな 強豪っていいな

シュートふかせば ジャブラニのせい
日本がふかせば 実力のせい
ボール変えろ ブブゼラやめろ


でん でん でんぐりがえって

バイ バイ バイ



軌道がブレすぎる、飛距離が延びすぎる、と、
なにかと批判の多い新ボールのジャブラニだけど
自分はこのボールは素晴らしい可能性を秘めていると思う。

C組のスロベニアvsアメリカの
先制点となったビルサ(スロベニア)の左足で蹴ったシュートの軌道は
きれいに右に巻いてゴール右隅に決まったけど
しっかりカーブをかける技術が正確にボールに伝わっている感じで素晴らしく綺麗だった。
なぜか久しく見ていないような気がする綺麗な軌道・・・。

W杯を通してざっと全体的に見た感想だけど
新ボールは昔の手縫いタイプのボールと同じように蹴るほうが
しっかりコントロールできるんじゃないかと思った。

ここ数年のアディダスの「完全な球体に近づいたボール(以下、完全球体タイプ)」は
無回転のブレ球を蹴りやすいことが特徴だけど、
それは下手な選手でも比較的簡単に蹴れてしまう、とも言えた。
(それ以前のボールではブレ球を蹴れるのはブラジルのジュニーニョ・ペルナンブカーノや
日本では三浦淳くらい、ほんの一握りの選手だけだった。)

ジャブラニは表面に小さな凸凹がついている。
雨で滑りやすかった完全球体タイプの欠点を補う為だという。

なんでもないパスやシュートでも軌道が読めなくなってしまうのは
この凸凹と軽さの為だろう。
(あとはあのキラキラシールみたいな七色の表面が選手の目を眩ませてるんじゃないか?(笑))

予測不能な軌道に困惑する選手が多い中で、
スペインのシャビ・アロンソなどは、ジャブラニでも長短のピンポイントパスを次々通していた。

スロベニアのビルサのシュートも、
スローで見るとしっかり確実にボールに回転をかけているのがわかる。

技術の差が、より正確に現れるボールになったと思う。
ジャブラニは、テキトーに蹴ったボールはテキトーに飛び、大事に蹴ったボールはより正確に回転や変化がかかって飛ぶ。
だから、もともと高い技術を持った選手がジャブラニを使いこなせるようになれば
慣れるほどに創造性豊かなボールが、イメージ通りに蹴れるようになる。
下手な選手は、ブレすぎる性能を利用して、運任せのシュートに頼ることになる。


最近、Cロナウドの無回転シュートを見ていて気になることがある。
無回転シュートは適当に狙って蹴ったらあとは運任せの変化が起きるはずなのに
なぜCロナウドの無回転シュートは、ピンポイントでゴール隅を狙ったかのように飛ぶのだろう。

もしかしたら、ブレ球の軌道さえコントロールしているのでは・・・?
彼のシュートやFKを見ていると、冗談抜きでそう思えてくる。

もしそうであれば、ブレ球は誰でも蹴れるが、
一握りの高い技術を持った選手に限っては、
その軌道をも予測してコントロールできる時代がもうすぐそこまで来ていることになる。

そしてジャブラニは、その技術をさらに正確に表現できるボールに成り得るかもしれない。

この自分の超テキトーな勘が当たったとしたら、
ファンタジスタが評価される時代がまたやってくる・・・!?
それとももっと異次元なサッカーの新時代が訪れる・・・!?

そんな妄想をさせてくれる、新ボール、ジャブラニ。

今はまだ、確かに酷い軌道を描くことが多い。
でもいくつかのパスやシュートは、
今まで見たことも無い美しい軌道を描いている事は見逃せない。

表面の凸凹加工の改善が進むなどすれば、扱いやすさも向上し、さらなる発展の可能性を秘めている。

新技術には失敗もつきもの。しかし失敗作だといってすぐに捨ててしまうのは待ったほうがいい。

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