2010年4月14日水曜日

阿部

活躍すればするほど
葛藤も大きく膨らんでいるように見える。

「このレベルに埋もれていていいのか」

という葛藤。


今期の阿部の言葉からは
自分やチームに対しての厳しい姿勢がうかがえる。
それと同時に吹っ切れたかのようにクラブ方針に対して従順すぎるコメントも多い。

交錯する気持ちの根っこには
「このままこのレベルに埋もれてしまって良いのか」
というフラストレーションに似た葛藤があるからだと思う。

ギリギリまで今期の契約を決めきれなかった。
あの迷いは未だ続いているはずだ。

ワールドカップまで我慢して、そこで何かを見つけたい・・・
といったところなんじゃないかな。

もっと決断力を持ってスバッと決めてしまえばいいけど
それができずにこわばった表情でプレーを続ける阿部も
なかなか良いもんだと思うよ。


俺は選手が葛藤する姿を見るのがたまらなく好きだ。
サッカーの何が好きか、何が面白いか、と聞かれたら
選手たちが迷い、葛藤し、答えを探し続ける姿が好きだと答える。
逆に「確信」という答えに基づいて、
それをなぞるだけのサッカーはつまらないと感じる。

仮に阿部がレッズとは違う答えを求めて飛び立ってしまったとしても
俺はそれでいいと思っている。
それがなければ俺にとっては阿部もレッズもつまらないものになる。

レッズのやり方をなぞるだけの今の若手選手なんかを見てても
すごくつまらない。つまらない選手になってしまうと思う。

もっと、もっと、葛藤が見たい。

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